データベースの世界へようこそ
全商情報処理検定合格に向け、Accessを使ってデータベースを理解しましょう。
1. Accessとは?
Microsoft Accessは、Microsoft社が提供するリレーショナル型データベース管理ソフトウェア(RDBMS)です。
テーブル、クエリ、フォーム、レポートなどを用いて、非プログラマーでも視覚的にデータを操作・管理できるのが特徴です。
小規模な業務システムや学校での学習用途に適しています。
ただし、この単元では、フォーム、レポートは扱いません。
- 生徒名簿
- 成績一覧
- 図書貸出記録
- 出席データ
2. テーブル、フィールド、レコード
テーブル
Access(データベース)ではデータを「テーブル」という表形式で管理します。
テーブルは列(フィールド)と行(レコード)で構成されます。
| 学籍番号 | 氏名 | クラス | 点数 |
|---|---|---|---|
| 101 | 佐藤 | 2A | 85 |
| 102 | 鈴木 | 2A | 92 |
フィールド
列(項目)
「氏名」「点数」など、データの種類を表します。
レコード
1行分のデータ
生徒1人分など、1件のまとまりを表します。
テーブル設計では各フィールドのデータ型(数値、テキスト、日付など)を適切に設定することが重要です。
3. 主キーの役割
主キー(Primary Key)は、テーブル内の各レコードを一意に識別するためのフィールドです。
主キーがあることで、重複データの登録を防いだり、他のテーブルと正しく関連付けたりすることが可能になります。
オートナンバー型のフィールドを主キーにすると、自動的に一意な番号が割り振られるため便利です。
4. リレーショナル型データベース
リレーショナル型データベースとは、 複数の表(テーブル)を関連付けて管理する仕組みです。
「リレーショナル(Relational)」は、 「関係がある」という意味です。
すべてを1つの表にすると…?
| 学籍番号 | 氏名 | クラス | 科目 | 点数 |
|---|---|---|---|---|
| 101 | 佐藤 | 2A | 情報処理 | 85 |
| 101 | 佐藤 | 2A | 簿記 | 92 |
| 101 | 佐藤 | 2A | 英語 | 78 |
- 「佐藤」「2A」が何度も重複する
- データ量が増える
- 修正漏れが起きやすい
- 管理しにくくなる
表を分けて管理すると?
そこで、データを役割ごとに分割します。
| 学籍番号 | 氏名 | クラス |
|---|---|---|
| 101 | 佐藤 | 2A |
| 学籍番号 | 科目 | 点数 |
|---|---|---|
| 101 | 情報処理 | 85 |
| 101 | 簿記 | 92 |
両方のテーブルに「学籍番号」があります。
この共通項目を使って、 「どの成績が誰のものか」を関連付けています。
このように、 複数の表を関連付ける仕組みを リレーショナル型データベースといいます。